消費社会と本質

少しでいい。本当にいいものを知りたい。

情報弱者という言葉が情弱と略され多くの人に広まるほど大量の情報に囲まれ、個人がSNSで情報を発信し自分の生活を誇示する。

また、その情報に踊らされ現在の希少価値でものを見てしまう、それでは本質、本心を見失ってしまいます。

町を歩いていると派手な格好や流行りに乗っているわけではないけれどどことなくおしゃれで憧れを感じる人とすれ違うことがあります。

憧れは何に惹かれ、どこからやってきたものなのかその答えを掴む、あるいはそんな人に自分がなるためのヒントを見つけることができるのではないでしょうか。

本の概要

書籍名:持たない暮らし

著者:下重暁子

出版年:2014年3月28日

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人としての軸

持たない暮らしとは生活をシンプルなものにすることです。

シンプルといっても質素に生活を切り詰めることではありません。

自分を明確にすることです。少し具体的にすると「自分の好きなもの気に入っているものに囲まれて暮らす」「どうなりたいのかを明確にする」です。そうすれば購入するものが減り次第にシンプルな生活に近づきます。

好きとは「なんかいいな」や「いい感じ」とは違います。

流行っているものやみんなが持っているから良いものでもありません。

自分自身がその者を気に入っていて服であれば似合うものでよく着るものです。

私は10年近く着ているアウターがあります。アルバイトでためたお金で買ったものです。当時一万いくらだったかした覚えがあります。紺色のブルゾン、リバーシブルで使用できます。お店で見ると鮮やかな藍色にも似た紺色で素晴らしく見えたのですが、家に帰ると母親に作業着みたいと言われたのを覚えています。使い勝手の良さ、毛玉を取るなど手入れをすることで生まれる愛着で着続けています。最近買っている服は紺色や黒が多いと感じるので自分の好きな色に合う色は紺だと気が付き、だから着続けているとはっとしました。

ショッピングモールでふらっと寄ったお店で衝動買いをして実際には使わないものは誰でも一つはあると思います。

買い物をするときに本当に自分の好みであるか、必要かを考えないといけません。

しかし好きなものをはじめから見定めるのは困難です。経験を積まないといけません。

若いうちや初めのころはそんな無駄遣いや間違いはたくさんしてもよいですが、何度も同じことを繰り返していればものは増えるばかりでシンプルな生活から離れていきます。

ものがあふれていることは豊かですが本質を見失いがちです。迷っていては無駄なことが増えるばかりで目指す場所が遠くになります。

自分がどうなりたいのか、自分に合ったものが何かを知る事から始めることが大切です。

おすすめしたい人

大量の情報につかれた人におすすめです。

ハウツー本でないですが一つの指針が見つかる本です。

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所感

元いた会社にレッドウィングを20年近くはいていた人がいました。仕事中は柔らかな印象であまり話すイメージがない方だったのですが一度居酒屋に行く機会がありました。その時初めて私服を見ました。職場で会うより若々しく感じましたが50代の年相応の恰好であり、服が馴染んでいるように感じました。話をしていると20代のころはいろんな趣味や服に手を出したようでそのころの良いものに出会い手入れをしていると何十年も使えるという話を聞きました。その時に憧れを感じました。今の私は服に着せられているような気がしています。本書であったものを使い切ることを意識していると少しずつ自分に合うものが見つかり、それに合った自分、なりたい自分に近づけるのではないかと思います。

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